2020年4月上演のミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』の全キャストが発表になりました!わーい!
おそらく中川晃教+2.5次元俳優というキャスティングだろうなと予想していましたが、いい意味で裏切られました。
岡幸二郎に藤岡正明だと!横山だいすけおにいさんに宮尾俊太郎!?
<CAST>
チェーザレ:中川晃教
ミゲル:宮尾俊太郎
アンジェロ:松田凌、山崎大輝
ダンテ:藤岡正明
ロレンツォ:今拓哉
ジュリア―ノ:岡幸二郎
ロドリーゴ:別所哲也
リアーリオ:丘山晴己
ハインリッヒ7世:横山だいすけ
ジョヴァンニ:平野良、風間由次郎
ドラギニャッツォ:井澤勇貴、近藤頌利
ロベルト:鈴木勝吾、木戸邑弥
※赤字はWキャスト
もくじ
ざっくりあらすじ
舞台は1475年、ローマ。
結婚を許されない枢機卿という身分でありながら領主ロドリーゴ(別所哲也)は男児チェーザレ(中川晃教)を授かった。
16年後、才気溢れるチェーザレはピサの大学に在籍していた。しかし学内では学生たちが出身別に睨み合っており、3つの派閥に分かれていた。チェーザレが率いるスペイン団、ジョヴァンニ(平野/風間)が率いるフィオレンティーナ団、好戦的なフランス団。
一方、ヴァチカンでは教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫り、次期教皇選が繰り広げられていた。キリスト教の最高位である教皇の座を巡り、激しく争うチェーザレの父ロドリーゴと宿敵ジュリアーノ(岡幸二郎)
チェーザレは、父を教皇の座に着かせるため頭脳戦に身を投じていくが・・・
15世紀ヨーロッパの物語です。15世紀が舞台の作品って実はあまりないので、馴染みがない人は『ノートルダムの鐘』と同じ時期と考えて置けばざっくりOKです。
ちなみにミュージカル好きがピンときそうな中世ヨーロッパが舞台の作品ラインナップはこんな感じ。
・『ロミオとジュリエット』14世紀
・『ノートルダムの鐘』15世紀(1482年)
・『レディ・ベス』16世紀(1559年)
・『三銃士』17世紀
『チェーザレ』はただでさえあまり馴染みのない時代のお話、かつ、チェーザレ・ボルジアという実在の人物自体そこまで有名ではないのでちょっと取っつきにくいかもしれません。
しかし、物語の前半は10代後半のチェーザレの大学での友人との交流や敵対が話のメインとなります。めちゃくちゃざっくりですが、ハリーポッターの世界で例えると寮同士で学内の覇権争いしてるみたいなイメージですね。
チェーザレ役(主演)
中川晃教:
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— ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』公式 (@cesare_stage) November 28, 2019
これまでの出演作品
・『SHIROH』
・『モーツァルト!』
・『ジャージー・ボーイズ』
・『銀河鉄道999』
・『フランケンシュタイン』
・『Beautiful』
今や日本のミュージカル界を代表するといっても過言ではないほどの超実力派!歌ウマ怪物が犇めくミュージカル界の中でも、トップレベルの歌唱力を誇ります。というか、たぶん断トツだと思う。
もともとシンガーソングライターとしてデビューしたこともあり、デビューから現在まで精力的にコンサートも開催しています。
これまでモーツァルト役など数々の”天才役”を演じてきた中川さんですが、天才役ラインナップに新たにチェーザレ役が入りましたね!
チェーザレってこんな役
・カリスマ的魅力を誇る美丈夫!
・男も女も魅了する圧倒的オーラ
・目的のためなら手段を問わない冷酷さ
・美貌、知力、人望を備えた”天才”
今回のチェーザレ役は、貴族の庶子でありながらその美貌・知力で当時の政界をのし上っていく青年の物語。
中川さんは正直なところパっと見の第一印象ではアンジェロ役のほうが筆者的には合っていると思っていました。しかし、西洋絵画風のキャラクタービジュアルを見てチェーザレ役でよかったと拝んでしまいました。お、お美しい・・・!
カリスマとして紹介されることの多いチェーザレですが、実はかなり根明でポジティブな性格です。
頭も良いし運動もできるしおまけに性格も良いみたいな人、クラスに一人はいたじゃないですか。まさにあんな感じです。
威厳のあるカリスマらしい一面と、一方で親しみやすくて人望の厚いチェーザレ。
どちらかの一面だけの役を演じることが多い役者が多い中で、中川さんならこの2つの相反する姿を違和感なく演じてくれるのでは!と思っています。
ミゲル役
宮尾俊太郎
これまでの出演作品
・『ロミオ&ジュリエット』
・『ウーマンオブザイヤー』
Kバレエカンパニーに所属しているバレエダンサーです。
とはいえ、テレビ番組の司会業やCMなど多数の方面で露出があるので、お顔とダンスを見て「あぁこの人ね!」とピンとくる人も多いと思います。
今作のキャスト発表は何段階かに分けられ、ミゲル役が最後の発表でした。
そのため「ここまでもったいぶるなんて一体どんな大物が来るんだ・・・!?」と密かにザワザワされていました。しかも2020年4月の予定が未公表の人気ミュージカル俳優が多かったので、あの人じゃないのこの人じゃないのと憶測と期待が入り混じるチェーザレ空きわい。
蓋を開けてビックリなんと宮尾さん。がっかり・・・という声は見かけませんでしたが、とにかく意外だったという声が多かったように思います。
最近はミュージカルにも積極的に出演しており、『ロミオ&ジュリエット』『ウーマンオブザイヤー』にも出演。
しかしながら、ロミジュリではセリフは一切なくダンスのみで死を表現する”死”という役での出演。そしてウーマンオブザイヤーはロシア人ダンサーという役どころでした。
ミゲルってこんな役
・チェーザレの側近&陰の功労者
・専門用語と背景は大体ミゲルが説明
・クールに見えるが実は結構お茶目
・チェーザレに対して熱い想いがある
今作のミゲル役はダンスは一切関係なしの役です。ダンスを封印された(?)宮尾さんのパフォーマンスに注目・・・なのか!?
そして、端正でクールな印象のある宮尾さんですが、実はかなりの三枚目。見た目に反したギャップとユニークさを持っている方です。
一方ミゲルはというと、宮尾さんの見た目どおりの基本的にはクールな役です。しかし親しい人にはお茶目な一面も見せるミゲルなので、宮尾さんは意外とハマっているかも?
そして、ミゲル役は物語の説明役としての役割もあります。専門用語や政治関係がかなり複雑な本作なので、ミュージカルにおいてもミゲルの説明セリフがかなり多くなるはず。
身体よりも口を動かす役どころになるでしょう。
ちなみに筆者はミゲルがいちばん好きな登場人物です。チェーザレを一心に慕い、何があっても俺が守るという静かな闘志がカッコいいんですよね。
アンジェロ役
アンジェロってこんな役
・恐ろしく空気が読めない
・しかし物事の本質を理解&核心を突く
・実は誰よりもハートが強いかも
・読者&観客と同じ目線
アンジェロ役ですが、実は主役のチェーザレよりもある意味重要な役です。
というのも、アンジェロは何もしらない転校生のような立ち位置で、世間知らずのアンジェロが周囲にいる人に色々と聞いたり教わったりしながら時代背景や専門用語を学んでいくという構成です。
アンジェロはその時代にあまり詳しくない読者や観客と同じ目線である必要があります。
つまり、アンジェロ役が”知っている風”になってしまうと観客は物語に付いていけなくなってしまうということ。
観客と同じ目線、同じ価値観を常に保っている必要のあるきわめて重要な役です。
松田凌(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『薄桜鬼』
・『メサイア』
・『シークレットガーデン』
2.5次元系の舞台への出演が中心ですが、2018年の東宝『シークレットガーデン』への出演をきっかけにグランドミュージカルへの第一歩を踏んだかなという印象です。
『シークレットガーデン』への出演が決定したときに更新されたブログにこのように書かれていました。
誰だこいつと思われる方も少なくないと思います。俺もそう思います(笑)なら自分を知って頂ける千載一遇のチャンスです。
すごい気合だ!と感動した記憶があります。
普通は、ご迷惑をおかけしないように・・・とか、こんな自分が・・・とか、ネガティブな枕詞を付ける役者さんが多いなか強気でカッコいい。
山崎大輝(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『忍たま乱太郎』
・『DIABOLIK LOVERS』
・『メサイア』
2.5次元系の舞台俳優です。筆者は残念ながら拝見したことがありません。
パっと見のルックスがアンジェロ役にスゴい合っている印象があります。まだ幼さの残る爽やかなお顔立ちというか。
しかし、身長180cmは役的に大丈夫なのかな・・・?チェーザレよりだいぶ高いんじゃ・・・
チェーザレを見下ろすアンジェロ?斬新すぎる。
なんにせよ、アンジェロは相当重要な役です。ミュージカルではどのような構成になるか不明ですが、原作では物語前半はアンジェロが主役と言っても過言ではありません。
ダンテ役
藤岡正明
これまでの出演作品
・『レ・ミゼラブル』
・『ミス・サイゴン』
・『タイタニック』
・『ジャージー・ボーイズ』
個人的にはかなりえぇー!?というキャスティングでした。役自体というよりも藤岡さんがこの手のミュージカル作品に出演されることに驚いた。
というのも、藤岡さんと言えばミュージシャンとして活躍する一方、舞台は往年のグランドミュージカル作品への出演が中心でした。かなり”アーティスト感”の強い役者さんです。
そのため、漫画原作の2.5次元っぽい要素のある本作に出演するのはかなり意外でした。
長年付き合いのある中川さんが主演だからかな?それとも、まさかの原作ファンとか?
出演を決められた理由をぜひぜひ知りたいキャスティングです。
ダンテってこんな役
・中盤の回想にて登場
・ハインリッヒ7世との信頼関係あり
・漫画ではちょっとチョイ役
藤岡さん自体はめちゃくちゃ歌の上手い、良い意味でクセのある歌声です。そんな藤岡さんがダンテ・・・ダンテ・・・
50代以上の役者さんが演じられると予想していた役だったので、ちょい若めのダンテ?
ちなみに漫画では出番はかなり少ないです。というかほぼチョイ役。チェーザレたちよりも100年以上前の人物です。
というのも、ダンテって原作では7巻の歴史回想録の中で登場する役なんですよね。7巻はダンテやハインリッヒ7世たちの時代の過去編で、ここで”カノッサの屈辱”など皇帝と教皇の関係性やローマ建国について一気に語られます。
ミュージカルの中で派回想の中の人物としてのみ登場するのか不明ですが、どのような出番になるのかはちょっと楽しみ。
15分くらいのスーパーダンテタイムがくるのか、それとも原作をちょっとミュージカル向きにしてちょこちょこ登場するのかな?
ジュリアーノ役
岡幸二郎
これまでの出演作品
・『レ・ミゼラブル』
・『1789 -バスティーユの恋人たち-』
・『ミス・サイゴン』
・『ロミオ&ジュリエット』
・『二都物語』
キャスティングが発表されたとき「で、でたぁ~~~!!」と叫びそうになりました。
岡幸二郎が・・・?チェーザレに・・・?こんなの傑作ミュージカルになるに決まってるじゃん。
最初に発表されたキャストは主演の中川さんだけだったので、その時は「たぶん中川晃教+2.5次元俳優みたいな座組になるんだろうなぁ・・・」と予想していたんです。
ところがどっこい、蓋を開けてみればまさかの岡幸二郎さん。ミュージカル『チェーザレ』に厚みと深みが一気に増したような気がします。
説明不要のミュージカル界の重鎮の参戦に期待せざるを得ません。
ジュリア―ノってこんな役
・チェーザレの父親の宿敵
・本作のラスボス的な立ち位置
・絶対的な影響力を持つ実力者
ジュリア―ノは本作ではチェーザレと彼の父親ロドリーゴの宿敵として登場します。
迫力という意味でも歌唱力という意味でも、主演の中川さんに負けず劣らずでないと務まらない役です。中川さんに声量で負けたらアレ?ってなっちゃうような役。
そのため、貫禄あり・迫力あり・声量ありすぎな岡幸二郎さんはジュリア―ノぴったし。
岡さん本人もいつだったか「そろそろ若手を育成する側に回ってきた」と仰っており、最近は積極的に若手の多いコンサートやイベントを主催しています。
たしかに岡さんが推していた役者がこぞって出世してるんですよね。海宝さんとか三浦さんとか。
そのため、本作からも岡さんに実力を引き出されて大出世する若手俳優がでるかもしれません。
ロドリーゴ役
別所哲也
これまでの出演作品
・『レ・ミゼラブル』
・『南太平洋』
・『マイ・フェア・レディ』
別所さんってテレビとか映画の俳優じゃないの?というイメージの人も多いかと思いますが、ミュージカルにもかなり積極的に出演されています。
映画やドラマにも物凄い数に出演しているのに、舞台作品にも毎年のように何かしら出演されています。一体いつ休んでるのか。ちなみに自他共に認めるショートスリーパー&せっかち。
ところでかなり前ですが山口祐一郎さんとタッキーが出演しているドラマに別所さんも出演していました。ヒロインの松嶋菜々子を追い詰めるネッチネチの婚約者役でしたね。(ほぼストーカー役)
ロドリーゴてこんな役
・チェーザレの父親
・ジュリアーノとバッチバチに対立
・少々派手好きな行動派
ロドリーゴはチェーザレのお父さん役です。息子であるチェーザレを一流の逸材へ育てるため深い愛情と莫大な資金で支援。
父と息子が登場する創作物って大体が親子間の確執があったり上手くいっていなかったりするのが常ですが、チェーザレとロドリーゴの関係は良好。
一方、岡幸二郎さん演じるジュリアーノとはバチバチの敵対関係に。ロドリーゴとジュリアーノの対立に迫力がないと『チェーザレ』の渋みが薄れてしまうので、この二人のキャスティングは原作ファンとしては観劇前から大満足。
別所哲也vs.岡幸二郎?
バルジャンとジャベェェーーール!!なお二人ですね。
ロレンツォ役
今拓哉
これまでの出演作品
・『エリザベート』
・『マリー・アントワネット』
・『シスター・アクト』
今拓哉さんは主に東宝系のミュージカル作品で活躍されている実力派。
主演作品こそあまり多くないものの、コメディからシリアスまで幅広い作品に第一線で活躍している役者さんです。
歌手の岩崎宏美さんの旦那様として認識している人も多いかもしれません。
ロレンツォってこんな役
・舞台となるフィレンツェの実質的支配者
・メディチ家の持病である痛風に苦しむ
まず第一に、『チェーザレ』で描かれている2次元のロレンツォに似てらっしゃる。
今回の舞台化って、正直見た目はあまり漫画のデザインに寄せていないというか、あくまで役者としての中身や役への相性で選ばれたキャスティングという印象です。
そのため、漫画のデザインと役者の見た目のタイプがまぁ似てない。
しかしロレンツォだけは唯一役者さん、つまり今さんっぽい雰囲気のある役です。
漫画原作の作品なので、ロレンツォのように漫画のキャラデザと似ている配役だとやっぱり原作ファンとしては嬉しいよね!
リアーリオ役
丘山晴己(きやまはるき)
これまでの出演作品
・『刀剣乱舞』
・『RENT』
・『スタミュ』
海外公演にも積極的に出演経験のあるグローバルパフォーマー。日本舞踊家の父とバレリーナの母を持つ、生まれながらのダンサーさん。
国内・海外のブロードウェイミュージカルから2.5次元の舞台まで、超幅広いジャンルの作品に出演されています。
リアーリオってこんな役
・表面的にはジュリアーノの部下
・実際はチェーザレ買収され、味方に
・チェーザレに深い関心がある模様
丘山さんってやはりダンサーというイメージが強いのですが、本作でも踊るんでしょうか?
というのも、リアーリオは踊りとは正反対の役どころです。運動神経めちゃくちゃ悪そう。
ハインリッヒ7世役
横山だいすけ
これまでの出演作品
・『おかあさんといっしょ』
・『魔女の宅急便』(ミュージカル)
・『ライオンキング』(アンサンブル)
11代目うたのおにいさん!!おにいさんじゃないか!
数多くの役者が出演する本作ですが、一般的な知名度でいえばもしかすると横山さんがいちばんかもしれません。
実はうたのおにいさん以前は劇団四季に所属されていました。筆者も知らなかった!
2017年にはミュージカル『魔女の宅急便』に出演されているので、今後の活動はミュージカルの比重も大きのかも?
ハインリッヒ7世ってこんな役
・ダンテとの信頼関係
・ルクセンブルク家の皇帝
・原作の出番はちょい少なめ
ところで『魔女の宅急便は』子役も多いし、内容もファミリー向けでした。
一方『チェーザレ』は真逆の激渋ミュージカルです。
おまけにハイリンリッヒ7世もかな~り渋めの役。
子供向け要素ゼロの本作でどのようなパフォーマンスになるのか、個人的にはある意味いちばんの注目かもしれません。
ジョヴァンニ役
平野良さんと風間由次郎さんのダブルキャストです。
お二人ともイケメンでいらっしゃいますが、ジョヴァンニって決してイケメンではないぽっちゃり系のキャラクターです。二人ともちょっとカッコよすぎません?
ジョヴァンニのまんまるしたぽっちゃりお腹が見れないなんて・・・
ジョヴァンニってこんな役
・生まれながら出世が約束されたエリート
・最初はかなり嫌味な奴
・でも実は臆病で心優しい一面も
・ぽっちゃり体系
平野良(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『テニスの王子様』
・『お気に召すまま』
・『シラノ・ド・ベルジュラック』
風間由次郎(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『キンキーブーツ』
・『ハムレット』
・『ビック・フィッシュ』
ドラギニャッツォ役
井澤勇貴さんと近藤頌利さんのダブルキャストです。
一言で言うとめちゃくちゃ嫌な奴。可愛げのないスネオ。
ドラギニャッツォってこんな役
・ジョヴァンニの取り巻き太鼓持ち
・嫌味っぽく卑屈なイヤな奴
井澤勇貴(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『メサイア』
・『おそ松さん』
・『私のホストちゃん』
近藤頌利(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『メサイア』
・『ハイキュー!!』
ロベルト役
鈴木勝吾さんと木戸邑弥さんのダブルキャストです。
世話焼きで面倒見のいい役どころです。
ロベルトってこんな役
・チェーザレやアンジェロの学友
・世間知らずのアンジェロを優しくサポート
鈴木勝吾(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『薄桜鬼』
・『スタミュ』
・『トーキョーグール』
木戸邑弥(Wキャスト)
これまでの出演作品
・『テニスの王子様』
・『弱虫ペダル』
・『モブサイコ100』
全体総括!
①明治座がついに本気出した
明治座では1873年の創業以来、初となるオーケストラピットを稼働し、正統派ミュージカルとして新たな作品を創り上げます。(公式HPより引用)
なんとあの明治座にオーケストラピット導入なんだとか。驚きです。
この導入って、何がきっかけだったんでしょう?
もともと明治座にオーケストラピットを設置する企画があって、その一発目がたまたま『チェーザレ』だったのでしょうか。それとも、このメンツでオケピがないなんてあり得ない!ということで設置が決まったんでしょうか。
もし後者だったらかなりワクワクする話じゃないですか?
だって、一流のミュージカル俳優の存在によって文化やエンターテインメントの設備の拡充が成されているわけですよ。
中川晃教さんは、ミュージカルというものを、もっともっと身近なものにしたい!人々の生活の一部になってほしい!と常々おっしゃっていますよね。
あぁ、まさにそれを牽引してるんだ・・・ってなんだか感動してしまいました。
②漫画原作ミュージカルの成功作間違いなし
最近は2.5次元と呼ばれる舞台作品だけでなく、東宝や宝塚によって漫画原作のグランドミュージカル化が頻繁です。『王家の紋章』『デスノート』『ポーの一族』などは、2次元作品である漫画原作とは思えないほどのクオリティでした。
『チェーザレ』も漫画原作で成功したミュージカル作品として、これらの系統の流れに乗ること間違いなし!
だって明治座がこれだけ力を入れているんだし、出演者の実力は申し分ないし、原作も人気だし。しょーもない作品だったらアッキーファンが黙ってないし!
中には大事故を起こした漫画原作ミュージカルもありますが、チェーザレに対してはただならぬ期待とワクワクがありますよね。
筆者的には岡幸二郎×中川晃教の声量の殴り合いが早く聴きたいです。
③実力派と2.5次元のキャストバランス
本作は、主役はもちろん物語に深みと厚みを出す重要な役どころにはグランドミュージカル多数出演の実力派、比較的ライトな役どころの学生たち数名は2.5次元系のダブルキャストという構成です。
これ、スゴくいいと思います。
というのも、最近2.5系出身でグランドミュージカルで活躍している役者さんすごく多いじゃないですか。古川雄大さん、加藤和樹さん、三浦涼介さん、伊礼彼方さん・・・
などなど、挙げればキリがないほど業界を犇めいています。
筆者としては彼らに続いてより多くの若手俳優にグランドミュージカルの世界に来てほしい!もっともっとミュージカル界が盛り上がってほしい!
だから、100%実力派のキャスティングとか100%2.5次元のキャスティングよりも、今回のように混ぜこぜがいちばん好きなんですよね。
果たして岡幸二郎センサーに引っかかる若手は出てくるんでしょうか。
総括!
いやー、楽しみだ!
早く観たい!
ちなみに、漫画未読の方は絶対に読んでから観劇することをオススメします。
1巻だけでも読めばなんとなく全体の関係性はわかってきます。歴史漫画に慣れている人でも頭ごっちゃごちゃになるくらい複雑かつ専門用語のオンパレードです。
複数回観劇予定なら初回は完全初見でもそれはそれで楽しいかもしれないけど、1回しか観れない人は絶対読んでおくべき!読む時間がない人はせめてwikiでもいいから目を通して!!