突然ですが、ミュージカル化されていない作品を脳内で勝手にキャスティングするのが好きです。
近年、漫画やら映画やらソシャゲやらゲームやら、とにかく節操なしにミュージカル化されています。その流れにも関わらず、まだミュージカル化・舞台化されていない巨大コンテンツも多少は残されています。
例えば『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは漫画原作舞台化の最後の巨塔であると思います。
とはいえ、スタンドやら波紋やらを舞台上で表現するのはさすがに難しいし、膨大なお金をかけない限り陳腐な演出になってしまいそう。でも日常サスペンス要素の強い4部ならむしろ舞台映えするのでは?とも思います。
ということで本記事ではジョジョ4部『ダイヤモンドは砕けない』をミュージカル化したら「ぜひこのキャストで観たい!」という妄想キャスティングです。あくまでジョーク記事なのでマジにならないでくださいね。
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ちなみに荒木先生作の『死刑執行中脱獄進行中』は主演・森山未來で2015年に舞台化されているようです。
もくじ
妄想キャスティング
東方仗助 役→柿澤勇人
仗助は絶対柿澤さんにやってほしい。
素行や見た目は明らかに不良なんだけど、中身は友達想いの家族大好きっ子。クールに見えるようで実はパッションに溢れていて・・・というTHE・主人公といえば筆者の中では柿澤さん一択なのです。
ガラの悪い不良キャラは様々な作品に登場しますが、仗助の場合は読み進めていくと「あれ?よく考えたら普通のいい子じゃん」という印象になるのが特徴的な主人公かなと。
普通に敬語使えるし結構TPOわきまえてるし、ちょっとやんちゃ坊主なだけで別にヤンキーでもなんでもないですよね。そういうところに柿澤さんの演じる役らしさを感じます。
柿澤さんが演じてきた役は比較的、自分から物語を動かしていく巻き込み力が強い役柄が多かったように思います。仗助のように脅威に巻き込まれる側の役って今まであんまりないんじゃないかな。
次々と面倒ごとに巻き込まれつつもクールにコミカルに、時に熱く事件を解決していく姿を見てみたい。
広瀬康一 役→小池徹平
「コレだ!」と思う役者さんが思いつかない・・・ちょっと苦しまぎれです。
一見すると小柄で弱々しくい見えるけど実は誰よりも素直でまっすぐな心を持っていて、かつ作中No.1と言っていいほどの強い意志と勇気を持っているキャラクター。
こういう特徴から考えると鉄平さんかなぁ。もっと適任がいるかもしれませんが、ミュージカル界だとちょっと思いつかない。
虹村億泰 役→小野田龍之介
強面で頭の悪い不良役なんてミュージカル界ではかなり限定される気がします。比較的若手で三枚目キャラもできて正統派イケメンではない(失礼)と言えば、小野田さんかな!
小野田さんってコミカルな役もできるし正統派な役も様になるし、実は超オールマイティな役者さんですよね。ミュージカル界って「●●さん=貴族役」「●●=労働者役」というイメージがついている役者さんが多いので、そういう意味ではかなりレアかも?
私は小野田さんの正統派イケメンとは決して言えないチャーミングなお顔立ちはお世辞でもなんでもなく好きなんですよね。舞台上がイケメンだらけになってしまったら味気なさすぎるし、小野田さんのような役者さんってめちゃくちゃ貴重だと思います。
重ちー 役→浦井健治
深い意味はありませんが、重ちーの声を出せるのは浦井さんくらいしかいないかと思って・・・
岸辺露伴 役→井上芳雄
井上芳雄さんってめちゃくちゃ露伴っぽさありません?私だけでしょうか。
確固たる信念と強いポリシー!尽きることのない探求心!ビッグマウスと見せかけて実は裏では誰よりも研究熱心!・・・うーん、井上さんが演じる役というよりは井上さんご本人っぽさを感じます。
正統派な役どころが多い役者さんですが、一見超めんどくさい変人役がスゴい似合うと思うんですよ。でも芯の部分は惚れ惚れするような魅力的なキャラクター。あんまりそういう役って今までないですよね・・・?
吉良吉影 役→岡幸二郎&吉野圭吾
選べなかったので岡幸二郎さんと吉野圭吾さんのダブルキャスト!吉良は岡幸二郎さんしか考えられないし、川尻以降は吉野圭吾さんしか考えられない。
なんかこのお二人って素でジョジョキャラっぽさありますよね。平和な町を恐怖に陥れる殺人犯が実はシュっとした真面目そうなサラリーマンだった・・・っていう不気味さが4部の醍醐味のひとつだと思うんです。
このお二人ならラスボスの佇まいぴったりだし、何よりラストシーンが絶対に映える!
岡さんも吉野さんも、基本的には終始佇まいを崩さない役が多いですが、焦りまくってめちゃくちゃに取り乱す役とか絶対上手いと思うんですよね!救急車に轢かれるあたりの追い詰められたラスボスを演じ切れるのはこのお二人くらいしか思いつきません。
空条承太郎 役→城田優
ミュージカル界でハーフを演じられる高身長ということで消去法で城田優さん。承太郎は195cmなのであと5cmほど足りませんが、ミュージカル界では最も承太郎の体格を再現できる役者さんだと思います。
ジョセフ・ジョースター 役→市村正親
見た目はかなりヨボヨボのおじいちゃんなんだけど、ここぞという時に頭脳戦でクールに敵を出し抜くチャーミングなジョセフ。やっぱりこういう歴戦のツワモノ感のあるキャラクターは市村さんかな!
表現が汚くて申し訳ないんだけど「一癖あるカッコいいジジイ」の役って、役者ご本人からにも年齢を重ねた渋さを感じられないと、なかなか様にならないですよね。
若い頃から第一線で何十年間もずっと活躍しているという共通点もあると思います。市村さんはまだまだ全然ヨボヨボじゃないけどね!
山岸由花子 役→ソニン
一見華やかなのに不気味でひんやりとした禍々しいオーラを出せる女優さんといえばソニンさん。
2019年に出演されたドラマで演じた虐待母のお芝居に迫力がありすぎたので、激情型のプッツン系という意味ではぜひソニンさんにやってほしい。
見た目からは由花子っぽさはあまり感じませんが、ひとつのことに執着したらもう他のことなんて一切お構いなしになるヒステリー女性なんて難しい役を、ソニンさんよりリアルに演じ切る女優さんはいないと思うのです!
杉本鈴美 役→昆夏実&笹本玲奈
単なる意志の強い可憐な少女ではなく、張り詰めた強さの中に潜む儚さを垣間見せるような鈴美。強さと透明感が両立している女優さんといえば、筆者の中ではやはり昆さんと笹本さんなのです。
まあでも本当にミュージカル化したら生田絵梨花さんになると予想。
辻彩 役→涼風真世
『貴婦人の訪問』の涼風さんが辻彩にしかみえなかったので。
噴上の取り巻き(アケミ、ヨシエ、レイコ)
噴上裕也の取り巻きのレディースヤンキー三人衆は可知寛子さん・福田えりさん・伯鞘麗名さんの名アンサンブルで見たい。
本当に舞台化される日はもうすぐかも
漫画原作のミュージカル化といえば一昔前までは宝塚のイメージでしたが、最近では2.5次元含めてドシドシ上演されています。
少年ジャンプでいえば、『ワンピース』は歌舞伎になっているし『NARUTO』も舞台化されています。最近ではついに『幽遊白書』も。『デスノート』なんてもはやグランドミュージカル作品になっています。
となると、残されたジョジョが舞台化する日もそう遠くはないかもしれません。