井上芳雄 プロデューサーズ 福田雄一

ミュージカル『プロデューサーズ』あらすじ ミスキャスト疑惑の井上芳雄と波乱を呼ぶ吉沢亮

2020年3月6日

2020年11月上演予定の話題作

 

トニー賞受賞作『プロデューサーズ』の日本人キャストでの上演が決まりました。キャストと演出家について色んな意味で盛り上がっている作品です。

舞台化の元ネタとなった映画版はコメディ映画の巨匠メル・ブルックスが脚本演出を手掛けており、そこそこ有名な作品です。

 

HARI
本記事では映画版視聴済みの筆者の目線から、2020年公演のキャスト発表への第一印象を書いています

 

注意ポイント

ネガティブな内容がかなり多くなってしまったので、閲覧は自己責任でお願いします!

 

2020年公演のキャスト

キャストはざっとこんな感じ。

キャスト一覧

マックス:井上芳雄
レオ:吉沢亮/大野拓朗
ウーラ:木下晴香
ロジャー・デ・ブリ:吉野圭吾
カルメン・ギア:木村達成
ホールドミー・タッチミー:春風ひとみ
フランツ・リープキン:佐藤二朗

 

実力・人気・経歴、その全てを最強フル装備した東宝ミュージカルスターである井上芳雄さん。そしてテレビで活躍中の人気俳優の吉沢亮さん。

キャスト発表をパっと見て、やはりこのお二人が真っ先に目に入りました。

 

最初は少し驚きましたが、ミュージカル俳優+勢いのあるテレビ俳優という座組は東宝作品あるあるなので、そこまで突拍子もないわけではないかな、というのが第一印象です。

 



あらすじ

かつての名プロデューサーマックス(井上芳雄)は今や駄作を連発する三流プロデューサー。

彼のお抱え会計士のレオ(吉沢亮/大野拓朗)はマックスの帳簿を調べているうちに、ショーというものは時にヒットするよりもコケたほうが儲かるということに気づきます。

そこで二人は一晩限りで打ち切り確定の最低のショーをつくって大コケ&大儲けしようとするのです。

 

全ての思想や人種に反感を買うような超問題作の政策に乗り出します。

題して『Springtime for Hitler』と名付けられた作品は、「偉大なるヒトラー総統とドイツに晴れやかな春が来た!いざ戦争だ!ナチスに栄光あれ!」という、権利団体が泡吹いて卒倒するような激ヤバな内容。

 

幕開けと共に悪趣味だ!と客席を去る観客たちですが、フランツ(吉野圭吾)演じるオカマのヒトラーが登場するや否や観客は大ウケ。

ヒトラーをイカニモ系なゲイとして描き笑い物にする演出が、ナチスを痛烈に風刺した巧妙な傑作コメディだと捉えられてしまったのです。

 

大コケ作品を上演するつもりが逆に大ウケしてしまい、マックスとレオは・・・

 

 

原作映画は超オススメ

元になっているのは1968年公開の映画版です。2005年にミュージカル映画としてリメイクされました。

 

筆者は2005年版しか見たことがありませんが、この映画めちゃくちゃ面白いので本当にオススメできます。男同士の熱いバディ物としてもしっかり感動できるつくりになっていますし、コメディとしてもショーとしてもハイクオリティです。

むしろ11月の日本での上演のハードルが数段上がるので事前に見ないほうがいいかも、と思ってしまうほど。

 

ただし2005年の映画上演当時は興行的には失敗となってしまったので、皮肉にも『プロデューサーズ』自体が”大コケ作品”となってしまったわけですね。

 

映画のサントラもあります。結構良曲揃い。

 

ここからは原作映画の役どころと合わせてながら、見どころと期待ポイントを書いていきます。

 

キャスト

マックス(井上芳雄)

● 駄作連発の落ち目プロデューサー
● 金好きの狡猾な性格だが情に厚い一面も
● 会計士のレオと組んで失敗確定作を企てる
● 2005年日本初演は井ノ原快彦

 

マックスという役は、かつてブロードウェイの王様と呼ばれていましたが、今や駄作を連発する落ち目プロデューサー。舞台好きの冴えない会計士のレオ(吉沢/大野)とタッグを組み、失敗確定作をつくるために奔走します。

 

今回マックスを演じるのは、今や日本のミュージカル界でトップレベルの人気を誇る実力派俳優である井上芳雄さん。

数々のミュージカル作品で主演を演じており、井上さんにとって2020年はデビュー20周年のスペシャルイヤーでもあります。

 

原作ではチビ・デブ・ハゲの三拍子揃ったいかにもなダメオヤジ役。井上芳雄さんのイメージとは正反対のキャラクターなんですよね。ハッキリ言ってミスキャストです、これは。

 

小汚いオヤジと小奇麗で潔白な青年のチクハグタッグだからこそ映える物語だと思うんだよなあ・・・井上さんがマックスだとなんだか絵面が美しすぎる気がします。

端正なプリンスというイメージを払拭して新たな境地へ開拓しようとしているんですかね。個人的には井上さんはどう考えてもレオ役のほうで観たい!

 

ちなみに、マックスは主人公ではありますが歌ったり踊ったりするシーンは少なめ。どちらかと言うと長台詞で捲し立てるような役どころです。

ここ数年、ストレートプレイに力を入れているという意味だけならば井上さんらしい役かもしれません。

 

 

レオ(吉沢亮/大野拓朗)

● 冴えない会計士として地味な毎日を過ごす青年
● ブロードウェイの華やかな世界に憧れを持つ
● マックスとタッグを組んで演劇の世界入りする
●  2005年日本初演は長野博

 

レオ役は吉沢亮と大野拓朗のダブルキャストです。

大野さんは『エリザベート』や『ロミオ&ジュリエット』など東宝ミュージカルに馴染みのある役者さんですが、吉沢さんは今回でミュージカル初挑戦だそうです。

 

吉沢亮:出演が決まった時は、怖かったです。今も怖いです。皆様実力者ばっかりだし。超人気演目だし。福田さんだし。ただ、いつかはミュージカルをやってみたいと思っていたので、本番までにしっかり準備をして挑みたいと思います。

(出典:SPICE

 

客寄せパンダ感が否めませんが、アミューズ所属ということで合点がいきました。アミューズって最近ミュージカル事業に物凄い力入れてますよね。

インタビューではいつかはミュージカルをやってみたかったと語っていますが、本人が積極的に進出を望んだというよりは、おそらく事務所の方針が大きいだろうな・・・と邪推してしまう。

 

今回吉沢さんと大野さんが演じるレオという役は、マックスのお抱え会計士です。地味で冴えない彼ですが、実はブロードウェイのプロデューサーになるという夢を持っています。

マックスからの誘いを一度は断るレオですが、毎日数字と格闘するだけの惨めな会計士で終わる人生で本当にいいのか?と自問。

 

かつて描いたブロードウェイのプロデューサーとして脚光を浴びる夢を捨てきれず、一念発起するレオ。会計事務所を飛び出してショービジネスの世界に飛び込みます。

 

レオとしての見せ場は、物語序盤に女性アンサンブルに囲まれながらタップダンスしながら華麗に歌い踊るI wanna be a producerのシーン。作品序盤のド派手な大ナンバーです。

映画では現実の会計事務所と空想のブロードウェイの世界を行ったり来たりする演出が面白い。ミュージカルとしてどのように再現されるか楽しみ!

 

吉沢さんに関してはやはり歌唱力の面での不安はありますが、レオっぽい雰囲気を持った役者さんだと思います。すごく合っていると思う。よく見れば端正な見た目なのに、拭いきれない陰っぽさとか自信の無さとか。

 

煌びやかなミュージカルの世界にいきなり飛び込んでしまったというリアルの事情もレオの境遇とよく似ています。

ある意味、レオの気持ちを誰よりも理解できる役者さんかもしれません。

 

 

ウーラ(木下晴香)

● スウェーデン人の女優の卵
● 長身のセクシーなブロンド美女
● 見た目は100点だが頭は空っぽ
● 2005年日本初演は彩輝なお

 

ウーラはスウェーデン人女優の卵。長身のブロンド美女ですが女優としての能力は皆無に等しい大根女優。Blonde Jokeと言って、金髪の女性=馬鹿で愚かというステレオタイプをこれでもかというほどに詰め込んだ役です。

 

原作映画は180cm越えのユマ・サーマンが演じている役でした。めちゃくちゃ美しい。マックスとレオよりも頭一つ飛びぬけた長身&超絶スタイルの持ち主。

 

今回ウーラを演じるのは木下晴香さん。

キャスト発表されたときの正直な第一印象として、30代くらいの元男役の女優さんとかのほうがよっぽどさまになるのでは?と思ってしまった。

正直晴香さんだとウーラ役には全然合っていないような・・・

 

とはいえ、筆者は晴香さんのこと自体はすごく好きなんです。好きというか、無性に応援したくなります。というのも、弱冠21歳の彼女ですが、かなり珍しい出世ルートを歩んできたと思うんです。

宝塚や劇団四季の出身でもなければ、ミュージカル以外の仕事で有名だったわけでもない。そういった状態でオーディションで勝ち抜き、次々とプリンシパル役を射止めています。

 

プリンシパルキャストとして活躍する女優さんって、やっぱりどうしても王道ルートみたいなものがあるんですよね。

元宝塚・元劇団四季だけでなく、声優・アイドル・映像系女優などもともと他ジャンルで知名度があった人の割合が圧倒的に多いです。

 

だから、オーディションで生え抜きとしてプリンシパルの地位を確立したミュージカル女優って、全体の割合で考えるとものすごく少数派なんですよね。

だから彼女のように実力で勝ち上がってきたミュージカル女優さんはとっても応援したくなるんです。

 

今回の役は今までの彼女の役らしくないキャラクターですが、新境地開拓として楽しみでもあります。

 

 

ロジャー・デ・ブリ(吉野圭吾)

● ゲイの演出家。彼のスタッフもオールゲイ
● マックスとレオの頼みで”最低の作品”に協力する
● 2005年日本初演は藤木孝
●『Springtime for Hitler』の主演を務めることに

 

『Springtime for Hitler』の演出を担当することになるゲイの男性。顔と体系はがっつり男ですが、ゴージャスなドレスを着て登場します。

ロジャー本人だけでなく、彼のクリエイティブチームも全員イカニモ系なゲイ。そんなこともあってか、『Springtime for Hitler』はゲイテイスト満載のド派手で明るい作品として完成してしまいます。

 

本来はナチ狂のフランツ(佐藤二朗)という人物が主演のヒトラー役を演じる予定でしたが、フランツが初日の上演直前に骨折してしまいます。

そこで代役としてロジャーが急遽主演として舞台に上がることになります。

 

そんなロジャーを今回演じるのは、劇団四季出身のミュージカル俳優の吉野圭吾さん。安定感と信頼感抜群の一流役者です。

東宝ミュージカルでは『モーツァルト』のシカネーダー、『ダンスオブヴァンパイア』のヘルベルト、『1789』のアルトワ伯などクセのある強烈な人物を演じることが多め。

 

劇中劇である『Springtime for Hitler』は作品の中で軸となる重要なパーツです。これがダメなら全てダメになってしまうような肝となるシーン。

ヒトラーをオカマとして描く劇中劇なので、ただゲラゲラと笑うというよりは、センシティブでテクニカルな笑いが求められるシーンでもあります。

 

だからロジャー役が吉野さんと聞いて、安心しました。ロジャー役が吉野さんのような観客の温度を察知する能力の高い役者さんで本当によかった・・・

 

吉野さんは福田雄一演出のミュージカルは今回で初なのですね。コメディが上手な役者さんなので、ちょっと意外でした。

俗っぽさのある福田演出に心地よい深みとエッジを効かせてくれること間違いなし。

 

 

カルメン・ギア(木村達成)

● ロジャーの内縁の助手
● ロジャーと同じくやはりゲイ
● レオを男として気に入っている様子
● 2005年日本初演は岡幸二郎

 

ゲイの演出家ロジャー(吉野圭吾)の助手で、やはりゲイ。ロジャーとは恋仲ですが、レオのことを激しく気に入ります。ただ、出番としてはそこまで多くないかも?

 

カルメンを演じる木村達成さんはテニミュデビューのいわゆるテニミュ俳優ですが、もともとミュージカルを強く希望して芸能界入りしたそうです。

そんなバックグラウンドもあってか、ここ数年はグランドミュージカルに引っ張りだこです。

 

これまでのキャリアでは比較的端正な役柄が多かったため、今回のゲイ役は彼にとってなかなかチャレンジングかもしれません。

 

ちなみに吉沢亮さんと同級生の26歳。まだそんなに若かったんですね。謎の落ち着きと貫禄。

 

 

フランツ・リープキン(佐藤二朗)

● ヒトラー総統とナチスを敬愛
●『Springtime for Hitler』脚本を担当
● 普段からナチの軍人のような言動 
● 2005年日本初演は桑マン

 

劇中劇『Springtime for Hitler』の脚本を担当する人物です。超ヒトラー新派でヒトラーとナチズムを心から敬愛している狂人。

個人的には佐藤二朗さんは主役のマックスのほうがよっぽど適任だと思うのですが、そこは興行的にしょうがないところなのでしょうかね。

 

筆者的にはフランツは高嶋政宏さんで観てみたい。「あ、この人マジのヤバめの人だな」って一目でわかる独特の狂った雰囲気というか。

 

 

ホールドミー・タッチミー(春風ひとみ)

● マックスに惚れるお金持ちのお婆さんの一人
● ”人生最後のロマンス”をくれるマックスへ出資
● 可愛らしいチャーミングな性格
● 2005年日本初演は金松よね子

 

マックス(井上芳雄)は町中の身寄りのないお金持ちのお婆さんたちと寝ることで多額の出資金をふんだくります。

80オーバーのお婆さんにとっては、いくら小汚いオッサンのマックスであっても数十歳年下の男性。言葉巧みなマックスに惚れるおばあちゃんが大量にいるのです。

 

今回春風ひとみさんが演じるお婆さんの一人のホールドミー・タッチミー。

これは実名ではなく、マックスに対して常にHold me,Touch meと言っているので、その言葉がそのまま役名になっています。

 



演出は福田雄一

本作の演出は福田雄一さん。

テレビドラマ『勇者ヨシヒコ』や実写映画『銀魂』など、主にコメディ作品の第一線で活躍している方です。ここ数年はミュージカルの演出もたびたび手掛けられています。

 

・『ヤングフランケンシュタイン』
・『ブロードウェイと銃弾』
・『シティ・オブ・エンジェルズ』
・『サムシング・ロッテン!』
・『ペテン師と詐欺師』

などなど、年1ペースでグランドミュージカルの演出を担当。

 

しかし、今回福田さんが演出と発表されて「あぁ~・・・」と気落ちしてしまいました。SNSなどで世間の反応を見てみましたが、やはり落胆の声が多かったように思います。

いや、落胆どころか拒絶反応の感想すら見受けられました。

 

 

福田監督への落胆の声が多い理由

有名な売れっ子演出家であることは間違いありません。しかし、ミュージカルファンのみならず一部のエンタメファンから疎まれているのには明確な理由があります。

まず何といっても原作へのリスペクトがないのです。

 

ただ、筆者としては作品が「何をやっても福田雄一」状態になること自体は良いことだと考えています。

題材がなんだろうが「やっぱりコレあの人の作品だ」とわかるほどの色や個性が濃く発揮されているということです。

 

問題なのはむしろ、原作の味やテイストすら消し去るほど福田色が濃くなってしまうことだと思います。

 

そして、笑いのセンスが古臭いと感じてしまいます。令和の時代にアップデートされていない、ひどく昭和的な笑いのセンスなのです。

おやじギャグの類が多いという意味ではありません。人を貶めたり馬鹿にすることで誘発する種類の笑いが多いのです。

 

話は少しそれますが、近年「笑い」というものが昔よりも遥かにセンシティブでハードルの高い文化になってきていることは明らかです。

特定の人種や属性を傷つけたり中傷する笑いはもはや笑いとは見なされなくなりました。良い悪いは別として、誰も傷つかないみんなが楽しめる笑いが求められる風潮が強まっています。

 

例えば、一昔前のとんねるずの保毛尾田保毛男ほもおだほもおは当時は地上波で普通に放送されていますが、今になって問題視されています。

それだけでなく、白人風のコスプレをした日本人男性があり得ないほど高い付け鼻で登場するCMは批判殺到となりました。

 

明らかな差別や侮辱のみならず、人によっては「え?コレも差別になっちゃうの?」と思ってしまうようなことすら、明確に差別であると判断される時代になってきています。

 

そんな令和の時代に上演される『プロデューサーズ』は、ゲイ・金髪アホ女・ナチス、などなど放送コードに引っかかるような危ない要素満載。

しかし、『プロデューサーズ』自体はそういったステレオタイプすら逆手にとって巧妙なギャグに昇華してしまうような熟練の作品です。

 

 

話は戻りますが、福田さんの演出作品って悪い意味でテレビっぽいんですよね。ちょっと俗っぽいというか。

それ自体は別にいいんです、ただ、今作のような差別を逆手にとる巧妙な風刺がマストな作品は、テレビっぽいゲラゲラとした笑いは同じコメディジャンルであってもむしろ正反対だと思うのです。

 

つまり、一言でまとめるなら『プロデューサーズ』と福田演出は相性最悪なのでは、というのが第一印象です。

 

 

そこまで不安視する必要なし!

だいぶこき下ろしてしまいましたが、実はそこまで福田演出を嫌悪していません。もう少し言い加えるなら、「最近の福田演出ミュージカル」は普通に楽しめています。

 

たしかに2017年~2018年あたりの作品は福田色があまりにも濃すぎてウンザリしました。しかし2019年の『ペテン師と詐欺師』は一昔前の福田演出作品と比較しても、かなり爽やかで軽快な仕上がりとなっていました。

意図的にミュージカルで福田色を出すのを控えるようにしているのでは?という印象を抱いたことを覚えています。

 

だから今回も、実はミュージカルファンが嫌悪するほどヒドい仕上がりではないのでは?とむしろちょっぴり期待しているのです。

 

 

ミュージカルの門戸を広げる存在?

「テレビの世界に引っ込んでろ!」と嫌悪するミュージカルファンも中にはいるかもしれませんが、私はむしろ知名度の高い演出家がミュージカル作品を手掛けることで観劇人口の増加に繋がるからいいんじゃないの?と思っています。

私自身も「有名なあの人が手掛けているから」という理由で他のジャンルの作品を覗き見して、そのままそのジャンル自体にハマった経験が何度もあります。

 

繰り返しになりますが、最近の福田演出ミュージカルは以前より随分福田色が薄くなってきています。

「福田演出なんてもう二度と観ないと決めている」のも個人の勝手ですが、もしかしたら「あら意外といいじゃない♪」と思うかもしれません。だから秒速で扉をバタン!と締めてしまうのはとっても損。

 

凝り固まった信念を持つよりもフラフラとした浮気性でいるほうがよっぽどエンタメを楽しめると思います。

 

 

まとめ:拭いきれないミスキャスト感

色々と書いてきましたが、

やはり第一印象としては全体的に登場人物と役者のイメージがかけ離れているな・・・という感想を抱きました。特に井上芳雄さんのマックスはさすがにミスキャストじゃないかな・・・と、どうしても思ってしまいます。

 

井上さん自体は素晴らしい役者さんなので、作品を盛り上げてくれることは間違いなしです。しかし、マックスという役のイメージからはあまりにもかけ離れすぎじゃないかなあ。

 

レミゼのテナルディエを演じるような役者さんが演じるべき役だと思うんですよね。

デブでハゲのどうしようもない銭ゲバのオッサンであるマックスと、潔白な青年レオのチグハグコンビだからこそ際立つ面白さと感動があると思うのです。

 

しかし、果たして本当にミスキャスト気味であるかどうかは実際に観てみないとわかりません!

本来キャストが持つ雰囲気とは違う役を演じたときの評価は2択。ポジティブな「新境地開拓」となるか、ネガティブな「ミスキャスト」になるか、どちらかです。

11月に自分の目で確かめたいと思います。

 

 

ちなみに会場は渋谷ヒカリエにある東急シアターオーブ。

東急シアターオーブの3階席は1階からとにかく距離があります。キャストのお顔をしっかり拝みたいの!という人はぜひ1階席を確保することをオススメします。

 

HARI
2020年後半戦で楽しみな作品の一つです!

 

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