よもやま話

ジャニーズとミュージカルの親和性に無限の可能性を感じる │ ジャニーズに対して望むこと

2019年12月25日

 

正直ジャニーズがここまでミュージカル界に進出するとは予想だにせず

 

堂本光一さんを筆頭に、京本大我さんや藤ヶ谷太輔さんなど最近ジャニーズ事務所の所属タレントが続々とミュージカルの世界で成功を収めています。

筆者はもともとジャニーズのタレントが正直ちょっと苦手でした。でも最近なんだか彼らに魅了されてきています。

 

本記事ではジャニーズのミュージカル界への進出について、ミュージカルファンの視点からお話します。

 

ジャニーズに抱いていた苦手意識

誰か特定のジャニーズタレントが嫌いなわけではないし、別に特別好きなわけでもない。でも「ジャニーズ」という1つのカテゴリーで考えてしまうと、どうしても苦手意識がありました。

 

● ファンがちょっと怖い
● ジャニーズの出演作は映像として残りずらい

 

この2点です。

 

ファンがちょっと怖い

ジャニーズのファンの方に怒られそう。でもほんとに怖いんだから許してください。

ジャニーズのグループのファンが集団的に問題行動を起こすことがたびたびニュースになっているじゃないですか。だからなんとなく非常識な人の割合が多い軍団っていうイメージがどうしてもあったんですよね。

だからジャニーズタレントがミュージカルに出演することが決定するたびに「大丈夫かな」と思ってしまった。(今でもちょっとだけ思うこともある)

 

そもそもファンの母数が圧倒的に多いのだから、ジャニーズうんぬんの前にそれだけの人間がいれば一部のヤバめの人が混じってしまうのは仕方ない。

頭ではわかっているんだけど。でも拭い切れない抵抗感がありました。

 

※ちなみにマナー違反が多い理由の一つはファン層の若さだという意見を見かけますが、筆者的にはマナーと年齢はあまり相関がないと思っています。きちんとした10代もいれば、ありえない40代・50代もたくさんいますし。

 

 

映像として残らない

これは事務所の方針だからタレントもファンも誰も悪いことではないんだけども。ジャニーズのタレントが出演しているミュージカルは映像や画像があまり残らないんですよね。

それだけならまだしも、ジャニーズタレントが舞台上にいるカーテンコール映像は、その本人が映らないように舞台の半分だけ映された明らかにおかしな編集がされています。

 

筆者はまだ未経験ですが、もし映像化や音源化を死ぬほど要望している作品にシングルキャストとしてジャニーズタレントが出演したら、心底落ち込むと思います。

あなたがいなければ、ってちょっぴり思っちゃうかもしれない。もちろんご本人には何の罪もないことは理解していますが。

 

 

・・・そんなこんなありまして、ジャニーズさんのミュージカル進出には少しばかりの抵抗感がありました。

でも最近ふと気づいたんです。あれ、昔抱いていたジャニーズへのあのムズムズした気持ちはどこに消えたんだろう?と。

 

 

ミュージカル+ジャニーズ=最高のエンタメ?

最近、ジャニーズってもしかしてミュージカルと相性抜群なんじゃないの?と思うことがあります。

 

何よりステージ映えする「華」がある

やっぱり何よりもコレです。ジャニーズのタレントさん、特に大規模なミュージカルに出演できるような人はとにかく舞台映えする。

 

筆者の中の「舞台映え」の定義は身長の高さ・スタイルの良さなどのルックスに関係するものでした。

ジャニーズのタレントさんって正直、モデル並みのスタイルの方々かと言うとそうでもないですよね。体系だけで言えば、どちらかというと親しみやすい見た目をされているかなと思います。

 

だからジャニーズタレントは筆者の中では「舞台映え」とはかなり遠いところにいる人々でした。

・・・はずなんですが、どうにもジャニーズさんからは圧倒的な華を感じざるを得ない。なぜか?私もわかりません!

 

ジャニーズってそれこそ小さい頃からタレント活動しているじゃないですか。だからかなりチビっ子の頃から「人に見られる」ということを常に意識して育つんじゃないかなと思います。

もともとタレントとしての素養がある選ばれし人間たちですから、生まれ持ったスター性なのかもしれません。でも決してそれだけではない人の目を向けさせる吸引力みたいなものを感じます。

 

舞台って映画やドラマと違って、特定の役者をドアップにすることもスローモーションなどの特殊効果を使うこともできない。定点観測のような平らな視点でしか鑑賞できません。

だからいかに観客の視線を奪うかということが凄く重要な世界であるはずです。そういう意味ではジャニーズタレントが持っている求心力ってミュージカルにおいては効果抜群だと思うんです。

 

 

徹底的に熟知されたファン心理

これ、あくまで筆者の印象ですよ。ジャニーズタレントってファンは自分の一挙手一投足を血眼で見つめているってことを、そりゃもう真剣に理解されている感じがします。

瞬きのひとつ、視線の動き、一瞬頬にかかった一束の髪の毛、指先の繊細な動き・・・熱狂的なファンならとにかくもう動作から表情から何から何まで全~~部!見てます。

 

ファンたちの度を越えた観察眼について、共感はせずとも理解はしているし、しかもツボが把握され切っている。なんだかそんな匂いがします。

たとえ両親が亡くなってもステージに立たなければならないという故・ジャニーさんの考え方は、倫理的に正しいか正しくないかはさておき、ファンありきの商売であることが所属タレントたちの根底として強く浸透しているのだと感じます。

 

 

ちなみにこれは単なる推測ですが、ジャニーズって円形のステージが多いですよね。一方ミュージカルは観客に背中を向けることはあまりありません。

物理的に常に360℃見られているパフォーマンスの多さが彼らの隙の無さの理由の一つなのかも?と考えています。

 

詳しくは後述しますが、SixTONESとか歌番組に出てたらしっかり見ちゃうようになっちゃった。今まではジャニーズの歌唱中はほぼトイレタイムだったのに。

 

 

・・・・とまぁ、ジャニーズファンの視点から見ればなんと勝手なことをツラツラ書いてきましたが、とにかく言いたいことはひとつ。

ジャニーズ×ミュージカルに無限の可能性を感じているということ!

 



 

ミュージカルに出演するジャニーズタレント

じゃあ具体的にどんなジャニーズタレントがミュージカルに出演しているか、という話に移ります。

ミュージカルや舞台にも積極的に力を入れているジャニーズタレントといえば、一般的には『SHOCK』シリーズをライフワークとされている堂本光一さんや、かなりの本数に出演している坂本昌行さんでしょうか。

 

本記事でピックアップしたいのは、京本大我さん・藤ヶ谷太輔さん・屋良朝幸さんの3名です。

 

 

京本大我

SixTONES(ストーンズ)のメンバー。一般的には京本政樹さんのご子息としても有名です。

数年前までは「京本政樹の息子」だったのに最近は「京本大我の父親」に変わってきてますよね。神田沙也加現象が起きてます。

 

 

主な出演作

『エリザベート』ルドルフ役(2015年~19年)
『HARUTO』主演・ハルト役(2019年)
『ニュージーズ』主演・ジャック役(2020年)

 

『エリザべート』のルドルフ役に初めて抜擢されたときは、正直ちらほらと批判の声もありました。しかし、往年の作品ファンたちを唸らせるほどの出来栄えだっと思います。とくに2019年彼の最後の(?)ルドルフは素晴らしかった。

闇が広がるとかマイヤーリンクのシーン、つまりトートとルドルフがすったもんだやり合う場面が後半怒涛の勢いで畳みかけます。

この一連のシーンって基本的にトートのほうを見ていることが多かったんですが、京本さんが出ている日はなんとなく無意識にルドルフのほうに目が行ってしまっていました。

 

ルドルフ役って美しい人・儚い人・歌が上手い人、ホント色々います。でも京本ルドルフみたいな艶っぽい人ってあんまりいないような気がするんですよね。

健康的な艶というよりも、なんかこう、危うげであやしい艶感みたいなものを感じる。それが『エリザベート』という作品独特の世界観との相性抜群だったと思います。

 

 

彼のルドルフは2019年公演で卒業でしょう。残念だけどテレビ様が映像として残してくれたので満足です。

でも2020年公演も彼で観たかったか?と聞かれると実はそうでもない。ルドルフ役って小慣こなれ感みたいなものが出てきちゃったらあんまり好きじゃないんです。

帝国劇場大きいよ。。緊張する。。。ビクビク。。。みたいな役者としてまだ完璧ではない不安定な雰囲気がルドルフの浮遊感に直結する感覚が好きです。

 

「新しい世界に飛び込むべきか?今が大きく動くときか?」そういうことを悶々と考えているルドルフ役って、グランドミュージカルの登竜門としては最適だと思います。

 

京本大我さん。色々書いてきましたが、純粋に顔が美しいところも好きです。意外と今までいなかった系統のお顔立ちですよね。4Kスーパーハイビジョン対応の令和顔。

 

 

 

藤ヶ谷太輔

Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さん。2019年夏に『ドン・ジュアン』に主演されていました。

『ドン・ジュアン』は宝塚でも上演されている演目なので、藤ヶ谷クンがミュージカル!?とミュージカルファンもジャニーズファンも大騒ぎだった記憶があります。

 

 

主な出演作品

『そして僕は途方に暮れる』(2018年) ※ストプレ
『ドン・ジュアン』(2019年)

 

話はちょっと反れますが、昔バラエティ番組で人気司会者のAさんが「売れなくなったタレントほど舞台に出がち」と言って、いわゆる落ち目タレントをイジるシーンがありました。

たしかに一昔前だったらそう思われてもしょうがない。実際、テレビの露出が大幅に減ってから舞台の世界に来る人が多かったので。

それだけでなく、何か問題を起こしてタレント生命を失った有名人がある種のみそぎとして復帰活動に舞台を選ぶことも多々あります。

 

だからジャニーズとしてもタレントとしても人気と知名度のある藤ヶ谷さんのような人がミュージカルの世界に足を突っ込んでくれたことがとても嬉しかったんですよね。

ハードルの高いイメージを持たれがちなミュージカルと一般人の間に立ちふさがる壁に大きなヒビを入れてくれた方の一人だと思っています。

 

 

屋良朝幸

ジャニーズといえばテレビ出演も大きな活動の一つというイメージを持つ人がおおいかもしれませんが、屋良さんは完全に舞台人です。日本のエンタメを支える舞台の世界のプロフェッショナル。

2019年年末の『ロカビリー☆ジャック』で初めて拝見しました。いや~、素晴らしかった!

 

 

主な出演作品

『I LOVE A PIANO』(2017年) 
『TOP HAT』(2018年)
『ロカビリー☆ジャック』(2019年)

 

「最近台頭してきた方」なんて紹介するにはあまりに恐れ多いのですが、筆者の中ではジャニーズに対して抱いていたイメージをガラっと変えてくれた役者さんなんですよね。

 

『ロカビリー☆ジャック』を観る前は、名前は聞いたことあるけど大丈夫かな?面白いの?なんてちょっと思っていた。

蓋を開けてみて反省&納得。ジャニーズってやっぱり屋良さんみたいなTHE・プロによって支えられているからこその最強エンターテインメント集団であるということを深く理解しました。

 

もっと色んなミュージカル出てほしい。東宝系とかホリプロ系でも観てみたい!でもジャニーズ.Jrではないので主演としてでないとなかなか出演できないんでしょうかね。

『1789-バスティーユの恋人たち-』のラマール役とか超ハマると思う(サカケンさんがやってた役)

 

 

 

ジャニーズに勝手にお願いしたいこと

ジャニーズから漂う そこはかとないプレミア感

 

ジャニーズ事務所って、外部から眺めている限りではとにかく特別感があります。プレミア感という良い意味でもあるし、正直ちょっと浮いちゃうこともあるよね、という悪い意味でも。

人によって印象は違えど「ジャニーズが出演している作品」「あの役にジャニーズが抜擢された」などなど、とにかくジャニーズの●●という切り口で注目を集めがちです。

 

なんというかこう、ジャニーズという王国から来た警備ガチガチの特別な人たちっていうイメージがどうしてもあるんです。集合場所にいきなり馬車で現れるみたいな。

 

それはまるで印籠のような良い効果があるかもしれないけど、もっと普通にミュージカル畑に馴染めるような動きが業界全体であるといいなぁ。

もっと門戸を広げてミュージカルだけでなく色んな世界で活躍してほしい、なーんて勝手に思っています。実力もスター性もあるのに、ジャニーズという看板だけで偏見を持たれてしまうから。

 

もちろんジャニーズ特有のプレミア感とか特別感が好きなのよ、っていう気持ちもわかりますよ。

でもやっぱり、とてもポジティブな意味で「もうそんなに特別扱いしなくてもいいんじゃないの?」と思ってしまうのです。

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