観劇ハウツー

ミュージカルのマチネとソワレどっちが人気?観劇タイプ別に解説

2019年4月15日

 

 

ミュージカルや舞台観劇が趣味の人にとっては慣れ親しんだ用語「マチネ」と「ソワレ」。

めちゃくちゃ簡単に説明するとマチネ=昼公演、ソワレ=夜公演

今回は観劇初心者向けにマチネ・ソワレの違いと、オススメを説明していきます。

 

マチネとソワレの基礎知識

難しいことはさておき、ざっくりとこのように理解しておけばOK!

 

マチネとソワレの違い

■マチネ:昼公演(13:00~16:00前後)
■ソワレ:夜公演(18:00~21:00前後)

 

ちなみにフランス語が語源らしいです。

 

「"ソワレ"じゃなくて"夜公演"なんて言ったら田舎者扱いされてしまうんじゃ・・・」

「あれ・・?昼公演はマチネとソワレどっちだっけ・・・?ワカンナイヨ!」

 

なんて、無理に使いこなそうとしなくても全然大丈夫!劇場の案内やチラシの表記も圧倒的に昼夜表記が多いのでご安心を。

体感的には、年齢に関わらず「昼夜派」と「マチネソワレ派」は半々くらいかな?

それよりも重要なポイントはマチネ・ソワレの内容の違いについてです。

 

ポイント!

■どちらも演目の内容自体は全く同じ
■しかしキャストは異なることが多い

 

マチネとソワレ、演目のストーリーや曲目は全く同じです。が、キャストが異なることが多いです。

というのも、3ヶ月以上の長期公演ともなると、出番の多い主役級のキャストであれば毎日2公演やっていくのは体力的にかなり厳しいんですよね。

加えて、毎日2公演に出演する場合、丸一日劇場にこもりっきりになるので他の仕事が一切できなくなってしまう。

そのため、主役級のキャストはダブルキャストやトリプルキャストで昼・夜で交代するんです。

キャストではなく演目自体が目当てという人は昼でも夜でもどちらでも楽しめるはず。

逆に、お目当てのキャストがいる人は昼と夜のキャストを要チェックする必要があります!

 

 

演劇ファンだけでなく、もちろんプロも「マチネ」と「ソワレ」という用語を使いこなします。

 

よし、ここまでマチネ・ソワレの基礎知識を説明しました。

前述したとおり演目の内容自体は全く違いないので、目立った相違点といえばキャストだけ。

 

・・・と、思っていたんですが、ミュージカルに通うようになると結構客層や雰囲気に違いがあることに気づいてしまった。

そこで今回は、平日マチネ・平日ソワレ・休日マチネ・休日ソワレ4つの時間帯の絶妙な違いについてそれぞれ発見した特徴をお教えしましょう!

 

平日マチネ(昼公演)

この時間帯のズバリ特徴

・主婦層、老婦人が目立つ
・良席が最も確保しやすい
・アフタートーク回が多い
・時間に融通のきく人はこの枠を狙うべし!

 

月曜から金曜の平日の昼公演。世のサラリーマンたちが汗水たらして労働している時間。

客層としてはやはり比較的時間の融通が利く主婦層であったり定年後の老婦人が目立ちます。

平日は当然仕事よ、というOL層がごっそりと減る分、良席チケットが一番取りやすい時間帯でもあります。単純に競争率が低いからね!

筆者の場合は、絶対に良席で観たい公演は有給を消化して平日マチネでチケットを確保したりします。

しかし仕事の人が多い分、この「平日マチネ(昼公演)」が最もチケットの売れ行きが悪く、魔の時間帯なんて呼ばれています。

そのため、なんとかこの枠のチケットを売ろうと、公演後に役者によるアフタートークなどのオマケが付くことが多いですよ。

自営業だったり主婦だったりニートだったり、決められた時間に仕事しなくていい人は平日マチネを狙うべし。

 

HARI
この公演観たい!でもチケット確保に出遅れた・・・という時にプレイガイドを眺めていると「もう平日マチネしか残ってないじゃん・・・」ということがよくあります

 

ちなみに平日マチネ公演で役者による「客席いじり」があるような公演だと稀に

「平日のこんな真昼間に暇な人が多いですね~!」

「やめとけやめとけw」

みたいなやりとりがある。

頑張って仕事の調整をして有給を勝ち取って劇場に来た人のことも時々でいいので思い出してほしいと思ったり思わなかったりする。

 

平日ソワレ(夜公演)

この時間帯のズバリ特徴

・仕事終わりのOL層が目立つ
・まあまあ良席を確保しやすい
・お一人様観劇が圧倒的に多し
・カーテンコールで席を立つ観客多し

 

月曜から金曜の平日の夜公演。

世のサラリーマンたちが「今日はもうちょっと働くかぁ」となんとなく思っているときに、会社からロケットダッシュして劇場に向かうOLたちでごった返す時間帯。

仕事帰りの人がほとんどなので一人で観劇に来ている人が他の時間帯に比べてかなり多い

そして金曜の夜でもないかぎり観客の退場が異様に早い

カーテンコールの最中であったり、役者が舞台袖にはけた後オーケストラがまだ演奏しているにも関わらずゾロゾロと席を立って劇場から出ていく。でも仕方ない、明日も朝早くから仕事だもの。

そのため、最後まで一体感のある客席や余韻を楽しみたい人は避けたほうがいい時間帯かもしれないです。

ただ、熱気とか熱意は一番感じる気がする。

うるさい上司から解放された!クレーム客からの電話ももう取らなくていい!劇場が待っている!!

という覇気が滲み出た人が多い。

一人で来ている人がかなり多い時間帯なので、初一人観劇が不安という人は平日ソワレを狙うといいかもしれない。

 

休日マチネ・ソワレ(昼公演・夜公演)

この時間帯のズバリ特徴

・夫婦や友人同士が多し
・良席の確保は困難
・公演がよく盛り上がる!

 

土日の昼夜公演。

平日はなかなか時間が合わないけど休日なら、ということで夫婦や友人同士で来る人が多い

観劇の前後にゆったりと食事をとったりショッピングをしたりと時間的精神的余裕があるせいか、4つの時間帯の中で最も公演が盛り上がる印象

拍手も大きいし、ブラボーおじさんの数も一番多い。役者がはけた後のオーケストラの演奏も立たずにじっくりと聞き入って、演奏後また盛大な拍手を送る。

なんというか全体的に丁寧です。筆者が一番好きな時間帯。

ただし、チケット確保も一番難しい印象

子供連れで平日公演は観れないファミリー層や、観劇後に友人とゆっくりお茶しながら感想を語りたいマダム、平日は仕事で行けないぶん休日に重点的に観劇するしかないOL・・・などなど古今東西人種のるつぼであるからである。

ちなみに千秋楽公演は休日のマチネであることが多いです。単純に一番みんなが行きやすい時間帯だから、ということだけでなく千秋楽公演後に急いで舞台セットを解体して搬出する時間が必要だからなのです。

 

ちなみにダブルキャストの場合は

ダブルキャスト・トリプルキャストの場合も特定の役者がマチネに偏ったり、ソワレに偏ったりすることのないように考慮してキャストスケジュールが組まれています。

そのため、例えば「平日夜公演しか行けないけど全キャスト観たい!」という人も大丈夫。

ただ、やはり組み方によってはどうしても偏ってしまう役者もいます。

例えば、昼に生放送の別の仕事がある役者は、どうしても夜公演ばかり出演することになってしまうということもある。決してその役者が夜型人間だからというわけではない。

 

 

ダブルキャスト・トリプルキャストの公演の場合は、千秋楽公演の前に一足先に終わってしまう役者もいます。

そのため、

「千秋楽公演で大好きな●●さんをゼッタイ観たい!」

という人は、演目自体の最終公演日ではなくお目当てのキャストにとっての最終日をチェックしよう。

 

シングルキャストの場合は

1日2公演もあったら、そりゃ昼公演の方が体力いっぱいあって全力のパフォーマンス観れるんじゃないの?もしかして夜公演って損?

 

そんなことないです。さすがにプロなのでパフォーマンスに差はほとんどないです。

むしろ昼公演をこなしたあとの夜公演のほうが喉が温まってソワレの方が声の伸びやキレが格段によくなる役者もいる。

 

さいごに:実際に使って舞台ツウっぽくなってみよう

HARI
今日はマチソワ観劇Day!

 

マチソワとはマチネとソワレを足して、両方を指すこと。観劇ファンも役者もみんな使う言葉。

「今日はマチソワ」とはつまり、今日はマチネ公演もソワレ公演も両方観るぜ!という強者。

1日6時間近く席に座っていることになる。すごい。

 

 

プロのマチソワ。役者が午前中に「今日はマチソワ公演頑張るぞ」なんてツイートすることが多い。

 

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